大分県ソーシャルフットボール協会指定強化選手・立野大河のコラム(仮)

大分県ソーシャルフットボール協会指定強化選手《TAIGA.》こと、立野大河選手の連載コラムです


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【連載第18回】僕が今後やっていきたいこと(2024年10月16日更新)

こんにちは。こんばんは。TAIGA.です。
今回は、「僕が今後やっていきたいこと」というテーマでお話しします。
「そんなの誰がききたいねん!」ってツッコミありがとうございます。このテーマを記事にすることには、明確な理由がありますので、まずはその理由からお話しします。

なぜ「やっていきたいこと」を話すのか

なぜ「僕が今後やっていきたいこと」というテーマでお話しするのか、その理由は、「言葉にすること」にあります。僕はこれまで様々な挑戦をしてきました。受験、就活、仕事、バイト、セレクション、自己実現などです。
もちろん、中には達成できなかったものもありますし、今まさに挑戦し続けていることもあります。ただ、大体のことは、達成してきました。

では、なぜ達成できたのか。中には、「今の自分では絶対に達成できない」と思えることもありました。ただ、ふたを開けてみたら達成できていたのです。
その最も大きな理由は、「達成したいことは、口でも文字でも、言葉にしていた」ということにあると思っています。

例えば受験ですが、中学受験した際、志望校合格の可能性は模試判定でずっとE判定でした。E判定は、判定の中でも一番下でした。でも、僕は「絶対受かるから。歴史つくるから。」と言いふらしていました。結果合格しました。
また、就活も、「スクールソーシャルワーカーになる」とあっちこっちで言いふらしていました。新卒採用が少ないスクールソーシャルワーカーの職に、新卒で内定をもらうことができました。

「言葉にすること」の大切さ

どんなに不可能なことでも、「言葉にすること」によって、自分はそのポテンシャルがあると自己暗示をかけることができ、その目標やゴールに向けて、何をしたらいいか、脳が無意識に考えてくれると思っています。

それは、「自分が努力と思わない努力」であり、成功者はこうした努力(自分は努力と思っていない)を重ねることで、目標やゴールを達成しているのです。 だからこそ、今の自分には不可能だと思うことでも「言葉にすること」というのは大事ですし、他の人に馬鹿にされたり、笑われたりすることを恐れて、言葉にできないことは、逆に言えば達成できないのです。

自分の人生を通して、このように生きてきた僕は、これからやりたいことをここに言葉にすることで、今すぐではなくても後に形にし、達成できるようにしたいので、今回このテーマでお話しする事を決めました。


では、実際に僕が何をしていきたいのか、題目を挙げながら、その中身についてもお話ししていきます。

YouTube

YouTubeに関しては、フォロワーを集めて収益化をすることが第一目的ではなく、「映像媒体を用いた情報発信」が第一目的です。

ソーシャルフットボールを始めてから、フットサルの知識やスキル、戦術などを、YouTubeを通して独学してきました。また、精神疾患や精神障がいなどのことも独学で学びました。 文字を読むことがつらい人や、長い文章が苦手な人などには、映像媒体はかなり刺さると思います。

僕としては、このYouTubeを用いてソーシャルフットボールの普及活動や、情報発信を行い、ソーシャルフットボールというスポーツをより多くの人に知ってもらいたいという考えがあります。 また、プレイヤーである僕自身の変化やフットサル関連のチャレンジを載せることで、様々な人が「TAIGA.も頑張っているから、頑張ってみよう」と思えるようにしていきたいと思っています。

もちろん、今まさに影響力をもつYouTuberさんとのコラボもしたいと考えています。 全ては、最初に述べたように「ソーシャルフットボールの普及」のためにやっていきたいです。

フットサル

フットサルに関しては、「もっとうまくなりたい。たくさんのことを知りたい。より高いレベルでプレーしたい。」という考えを持っています。
ソーシャルフットボールという枠から飛び出し、一般のフットサルで戦いたいという気持ちもあります。

ただ、サッカーをやっていた現役時代と比べて、体重が15キロくらい増えているのと、当時の筋肉量はもうないので、道のりはかなり険しいです。
自分の身体が満足に動く間は、この挑戦を辞めたくないですし、一度現役を退いた人間が、別の世界で現役になる姿は、様々な人に勇気を与えられると思っています。
一人で筋トレや走り込みなどの負荷をかけるトレーニングが、僕は大嫌いなので、そのあたりをサポートして、一緒にやってくれる方、大募集中です!

ラッパー

みなさん、これは意外だと思いますが、僕はHIPHOPという文化に救われてきましたし、今も救われています。大学生になるくらいからHIPHOPにのめり込み、ラップを聞くようになりました。みなさんはHIPHOPと聞くと何を想像しますか?あまりいい印象は抱かないと思います。
ただ、HIPHOPのなかでもラップは、いわばその人の「生き様」を表しているのです。今後、HIPHOP日記というテーマにて、HIPHOPについて深く語ろうと思っていますが、ここでは簡単にHIPHOPとはどういうものなのかを説明します。

その昔、黒人差別がひどかった時代に、黒人たちが暴力や武力の代わりに、言葉を使い、自分たちの存在を世間に主張するために生まれたのが、HIPHOPのラップでした。日本では1980年代にアメリカから日本に入ってきたとされています。
ラップのテーマは、ラッパーや楽曲によって様々で、酒・女・ドラッグ・金といった、あまりいい印象がないものもありますが、生き様・貧困からの成り上がり・社会問題に対する個人の主張など、メッセージ性が強いものもあります。

僕がHIPHOPに救われたのは、HIPHOPの世界は、「社会的不利が武器になる」からです。
もともと差別から生まれた文化であり、自分の生まれや置かれている環境などをテーマにし、自分の存在を証明していくことがかっこいいと思えたからです。

また、これまでの人生や起きた出来事などから、その人自身にしか書けない言葉でリアルさが伝わってくることも魅力的です。「自分の不利を武器にする」ことができるのが、ラップであり、自分の言葉で表現することができるのが、僕にとっては魅力的であり、やってみたいと思うのです。

九州ソーシャルフットボールリーグ戦

九州では、一年を通して各地で様々な大会が行われており、フットボールを通してインクルーシブな社会の構築を目指しています。 ただ、各大会は一日限りがほとんどで、一年を通した地続きの大会がありません。
そこで、このリーグ戦を形にしたいと思っています。今まさに挑戦していることです。僕一人ではなく、同じ志を持つ仲間と挑戦しています。

リーグ戦を作ることによって、地続きの大会によるチーム力の向上や、より競技性に寄せた形で試合をすることができる事、また、ソーシャルフットボールを通して他チームの選手と顔見知りになれたり、リーグ戦そのものが新しい居場所や生きがいとして機能する事を目指しています。

今はまだ、リーグ戦を模した形での練習試合を一年間通して行い、追加修正を行っていますが、近いうちにリーグ戦を開催し、安定して形にしていきたいと考えています。

選手会

選手会とは、上記のリーグ戦構想にあたり、リーグ戦を全て選手主導でできないかという発想から生まれたものです。
九州ソーシャルフットボール協会内に、選手だけの会を作り、選手が自主的に各大会やリーグ戦の運営等をやっていくことを目指しています。

ソーシャルフットボールに関わる中で、プレーをすることだけが活躍できるわけではなく、障がいを持ちながらも、プレー以外でも活躍できる場を作りたいと感じたのが、大きな理由です。 障がいを持っていても、自分から考えて行動し、やってもらうのではなく、自分からやってみるという自主性を培ってほしいと考えています。

ソーシャルフットボール西日本選手権

今年の4月に、佐賀県にてソーシャルフットボール全国大会が行われました。僕は、実際に会場へ行き、直接試合を観戦しました。
そこで感じたのは「全国大会は、ソーシャルフットボールの領域を超えている」ということでした。ソーシャルフットボールだけでなく、一般のフットサルをやっている選手がいることが当たり前になっていました。

チームとしての戦術やフットサルに対する知識やスキルも高く、確かに全国大会に出てくるチームだなと思った反面、他のチームは果たして出場できるのか、出場しても結果を残せるのか疑問に思いました。
もちろん、スポーツである以上、競技性を高め、より高いレベルを業界として求めていくことは、もっともなことだと思います。ただ、そのレベルが高すぎるあまり、自分には無理だと感じて離れてしまったり、モチベーションが上がらない選手も出てくるのではないでしょうか。

各地域、全国大会への出場枠は決まっているので、全国という舞台に立ちたかったり、立てるだけの実力があっても立てない選手も大勢いるはずです。
そういった選手たちが、活躍をしたり、「自分がソーシャルフットボールをやっていてよかった」と感じる場をもっと増やすべきだと感じました。

そこで僕が考えたのが「ソーシャルフットボール西日本選手権」です。各地域大会にて全国には出られないが上位の成績を収めたチームを集めて、全国大会のような形で、西日本限定でやるという構想です。
西日本限定にしているのは、東日本も含めると、全国大会と変わらないのと、僕が構想して実現できそうな範囲の最大値が西日本までと感じたからです。

おそらく、この構想を実現するまでにはかなりの年月がかかりますし、有志だけでどうにかなる規模ではないと思います。自分が選手として活動している間に実現できないかもしれません。
ただ、九州でのリーグ戦のように、競技性×人とのつながり・居場所という部分は変わりません。そういった観点からすると、実際に形づくることは可能な気がしています。


共通点は「恩返し」

さて、色々とお話しをしましたが、僕がやりたい事全てに共通する部分があります。
それは「恩返し」です。

ソーシャルフットボールにも、HIPHOPにも、YouTubeにも、僕は今まで救われてきましたし、今も救われています。自分が救われてきた分、今度は自分が誰かを救いたいと思うのです。 誰かというのは、ある特定の個人、その業界、両方になります。

きっと普通の人はこんなこと考えないと思いますが、僕は救われた分、何かで恩返しをしないといけないと思ってしまいます。恩返しできる範囲は、きっと人によって様々だと思います。
ただ、自分がされて嬉しかったこと、ポジティブに感じたことは、それを他人にも共有し、ポジティブの輪を広げていきたいと考えています。



今回は「僕が今後やっていきたいこと」というテーマでお話ししました。言葉にした以上は、達成できると思っています。
ただ、僕一人の力では達成しきれないと思います。
これを読んでくださった方が、色んな人に伝えたり拡散したりしてくださり、同じ志を持った仲間をたくさん集め、みんなで一緒に達成できたらいいなと思っています。

次回は「フットサルとソーシャルフットボールの違い」というテーマでお話しします。

それでは、また✋

TAIGA.

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