大分県ソーシャルフットボール協会指定強化選手・立野大河のコラム(仮)

大分県ソーシャルフットボール協会指定強化選手《TAIGA.》こと、立野大河選手の連載コラムです


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【連載第5回】ソーシャルフットボール九州大会を終えて(2024年7月22日更新)

こんにちは。こんばんは。TAIGA.です。
今回は、「ソーシャルフットボール九州大会を終えて」というテーマでお話しします。

ソーシャルフットボール九州大会は、ソーシャルフットボール全国大会の九州代表を決める、いわば地区予選の役割を持っています。今年度は、全国大会が行われないため、優勝チームが全国大会の出場権を獲得することはありませんでした。ただ、公式の大会としては、年一回の大きな大会になるため、どのチームも本気で参加していました。

7月8日に、大分県で行われた今大会は、全9チームのエントリーになりました。初出場のチームもありました。九州地区において、ソーシャルフットボールの普及が少しずつ大きくなってきていることを実感しました。

今大会の結果は、優勝「トラムート北九州」、準優勝「amigo長崎」、3位「strahl SAGA」となりました。ただ、ほかのどのチームも、チームの強さは拮抗しており、予選リーグからロースコアもしくはドローの試合が目立っていました。それだけ、九州地区のソーシャルフットボールは、力のアンバランスさがないといえるでしょう。
今大会は上記の結果になりましたが、何かが違えば、結果は全く変わっていたと思います。

九州大会を終えて、自チームのことと、個人のことに絞ってお話しします。

自チームのこと

まずチームからお話しします。結果としては、決勝トーナメント一回戦で敗退となりました。
今大会は、チーム目標として「3位以上で大会を終えること」だったので、決勝トーナメント一回戦にもし勝っていれば、3位で終えられたかもしれないと思うと、非常に悔しい結果となりました。ただ、チームとしてやろうとしていた事、特に「大会当日に最大限のパフォーマンスが出せるように、マインドを自分で作っていくこと」「仲間同士のコミュニケーションを積極的に取ること」は、チームメンバーみんなが意識してできていたことなので、とてもよかったと個人的には思っています。

自チームは、サッカーやフットサルの経験、知識があまりない選手が多いので、こういった部分でカバーしていかないといけません。チームそのものは、監督やキャプテンだけのものではなく、各メンバー1人1人のものです、自主性を持ち、チームを作っていく姿勢は、ぜひ続けてほしいなと思っています。

個人のこと

個人にフォーカスを当てると、僕個人としては、モヤモヤが残る大会となりました。結果でいえば、大会総じて1得点1アシストで終わりました。
正直、もっとやれたと思いますし、自分がやりたいプレーと、チームの中で求められているプレーが全くの逆であることを実感しました。また、自分ができる上限のラインと、監督や周りの人が求めてくるライン、そして実際に自分ができるラインの三点それぞれが、ちぐはぐであり、その差が葛藤するきっかけにもなりました。

僕が自分でできると思うラインが100だとすると、周りから求められているのは、70~80くらいです。しかし、今の僕は、それに対して30くらいしかできる実力がありません。これは、ソーシャルフットボールに限らず、日常生活やその他のことにも当てはまります。
僕自身の実力不足を現実的に直視する機会となりました。

僕から伝えたいこと

これを読んでいる人に、僕から伝えたいことが一つあります。
ソーシャルフットボール九州大会を通して、自分のことやチームの仲間、そしてソーシャルフットボールをやっている仲間たちのことを考えていました。中には、悔しい思いをしたり、出場時間が限られていて不満に思った選手もいると思います。
みなさんも仕事や日常生活の中でうまくいかないことや、理不尽と感じることがたくさんあると思います。こうした出来事や事象を「自分はできなかったとネガティブの捉える必要は全くなく、未来の自分が自己評価する際の一つの基準として捉えればいい」ということです。

人間、生きている限り様々な経験をします。年齢を重ねるにつれて、できなくなることも増えていくでしょう。ただ、何かに挑戦し続けていれば、小さいことでもできるようになったり、自分がやれたと実感することができる瞬間は存在します。その積み重ねが成長だと僕は考えています。
劇的に何かがうまくなったり、結果が急に出たりすることは、ほとんどありません。小さい地味な成功の積み重ねが、やがて大きな成長につながると思っています。だからこそ、今の自分の状態を、一つ基準として捉えて、そこから何が変わったかを未来に考えればいいと思います。
そこで、初めて自分の成長に気づくことが出来るのです。


さて、今回は「ソーシャルフットボール九州大会を終えて」というテーマでお話ししました。
どの試合も見ごたえがあり、みんなの気持ちが乗った試合だったと思います。大分県ソーシャルフットボール協会のYouTubeアカウントに試合の動画は上がると思いますので、気になる方は是非ご覧ください。

それでは、また✋

TAIGA.


※ 今回は予定を変更して「ソーシャルフットボール九州大会を終えて」を掲載しました。次回は「スカンビオカップ活動報告」をお送りいたします。

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